
本日の講師遠藤宏子は、当社の専属インストラクター、 技術アドバイザーという顔と、実際の医療現場において、 看護部長として活躍しています。 |
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今は新病院の設立に忙しく動き回っています。遠藤講師は、看護学校を卒業してすぐに救急に配属され、なんと26年間3次救急病院はもちろん救急医療畑一筋に歩んできました。その間色々な 病院の看護部長を経験し、病院経営にも携わってきました。その傍ら現在米国法人野口英世記念財団の評議員をしています。
講義は、ファシリテーションスキルということから始まりました。ファシリテーションとは、中立的な立場でプロセスを管理することで、中心になる人をファシリテーターと呼びます。院内で行われている会議が有効に且つ建設的に行われているか? 特に病院で必要とされている委員会や会議は、病院機能評価で決められているもので、200以上あると聞いてびっくり!! |
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確かに多いとは思っていましたが、改めて聞くと・・・。短時間に有効な結論を出さなければ時間の浪費だけでなく、高度な看護が提供できなくなり、若い看護師のモチベーションが低下します。また声の大きな人だけの意見が通るということも、モチベーションダウンの一因です。いかに声なき声を拾い、有効な結論を導き出すかが課題でした。 |
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一時間の講義のあとにどのように会議を運営するか、いわゆるファシリテーターの役割を作業しました。
役職者と担当者の2つのグループに別れポストイットと小さな用紙を渡されました。
最初の質問は、自己紹介をしなさい。その際何でも良いから5分間で8つの項目で、自分を表現しなさいというものでした。8項目も挙げられるのかなあと、全員小さなポストイットに一項目ずつ記入を始めました。そして1人ずつが読み上げると一人一人が本当に自分を色々な観点から見ているのだと感じました。 |
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次に、「花」から連想されるものをやはり8項目をあげました。16名がそれぞれ色々な角度から128通りの花のイメージを発表しました。本当にそれぞれのイメージがこんなにも拡がるのかという位参加者の発想は豊かでした。ただし、ほとんどの人が「桜」に関係ある言葉を挙げており、また「花言葉」という単語も多かったように感じました。看護師さんはロマンチストが多いのかな? ということを感じながら、研修は和やかに進みました。
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遠藤講師は、「こんな看護師はいらない」というテーマで8項目を挙げました。皆うなずきながら聞いていましたが、「自分の町の老人率を知っていますか?」という問いに関しては、困った顔をした受講生も何人か見られました。そしてあと一項目「高齢者を好きになれない人」を加えたのが印象的でした。 |
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さて、次の問いは、「どのような看護師を患者さんは望んでいると思いますか?」という問です。やはり、8項目合計128通り提出されました。全員が8通りの意見を発表した後、多い方から3番目までをまとめてみました。
その結果、管理職と一般職のチームの1位、2位、3位はそれぞれ以下の通りでした。 |
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 ちなみに事務局の男性2名は「若くて美人」が入っていました(笑)
「スタッフ同士のコミュニケーションを良くするためには」という問いの順位は、以下の通りでした。

研修の後、懇親会を行ないました。 |
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