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総合病院の受付をしている片山さんは、患者さんの人気者です。人気者ゆえに色々なことが片山さんのところに持ち込まれます。高齢者の患者さんが多く、毎日のように車椅子が足らないと問い合わせがあります。「車椅子を購入して欲しい」という稟議書を出しても,具体的に何台不足しているかもわかりません。調べていくと、病院に何台の車椅子があるかさえ把握していないのです。街で当院の名前が書かれた車椅子が放置されていたこともあったとのことです。
 
  実際に車椅子が足らなくて困っている患者さんがいらっしゃる。しかし、車椅子の台数が今どうなっているかわからない。一体誰が管理しているの?  
 
  この病院は極端に車椅子が少ない。いつお願いしても車椅子は一台もない。病院はサービス業というが、これではサービスも何もあったものじゃあない。  
 
本事例の場合の原因として考えられるのは、仕組みとしては、管理する態勢がなく、管理台帳も現場に置かれていないこと、車椅子管理担当が決められていないことがあげられる。
この問題は、今までの事例と少し性格がちがう。しかし、院内全体で管理しなければならない問題であり、各病棟、外来すべてが協力しなければ解決しないという点で、やはり、コミュニケーションの範疇に入ると考える。医療関係者特に治療に携わる人の特徴は、患者あるいは、その人の持っている疾病に興味を持って取り組むが、それ以外の院内全体には興味がほとんど無いのが現状である。
車椅子に関しても自分の患者さんが車椅子か必要であるといわれると、すぐに車椅子を用意したい、と言う気持ちだけが大きく働き、大局的に見ない傾向があることこそ原因だと思われる。実際、自分の病棟だけのために車椅子を確保していると言う例もある。
 
 
改善策

今回の解決例は、時系列を追って考えて見ます。
1 目的 タイムリーに必要な患者さんにスムーズに車椅子を貸し出す。
2 1の目的を達成するための要因を挙げる a.車椅子の必要数 b.車椅子の管理方法 c.貸し出し方法
3 事実確認 実際に車椅子を必要とする場合の実態調査を行う。
a.各科での現状調査
どの科で、いくつの車椅子を確保しているか?その稼働率。
b.フリーの車椅子のチェック
フリーの車椅子の保管場所。管理台帳の作成。
c.新患、外来患者でどの科にも属さない患者さんからの依頼
貸し出し窓口の設置と管理台帳の作成。
4 調査の結果次のような阻害要因があった a.外来は午前中の貸し出しが多い。
b.外来患者の数によって貸し出し台数が違う。
c.病棟の利用状況は、手術日は多く必要である。
リハビリや検査は できるだけ午後に実施しているが、人によっては午前中に実施するため きちんとした利用状況がつかめない。
d.勝手に乗り捨てて所定の場所に返却しない患者がいる。
e.車椅子使用状況のタイムリーな報告ができない。
f.管理者がいないための実際の稼働状況がわからない。
5 阻害要因を分析する a.仮の管理台帳を作成、各科に配布、調査担当者を決める。
b.1ヶ月間の貸し出し台数の推移、曜日、科別。
c.リハビリ、手術日に細分化した車椅子利用状況。
d.車椅子の保管場所の明示。
e.夜間救急外来、病棟調査。
f.報告内容について標準化する。
g.朝の車椅子の台数、時系列推移と行き先、診療終了時間の台数。
6 阻害要因を無くすための施策提案 a.車椅子を集中管理するための担当者を置く。
b.管理台帳の整備。
c.余裕のある科と0になる科を把握し、連絡体制をつくる。
d.車椅子の管理場所の確保。
 
   
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