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第1回 院内の情報共有円滑化講座(1)
(部下や他職種との上手いコミュニケーションの仕方)


今回から、コミュニケーションについての講座をはじめます。 今ほど、医療機関でコミュニケーションの重要性が注目されている時代はありません。なぜコミュニケーションのスキルがこれほど必要とされているかを考えると三つの側面があるように思います。

医療従事者に必要なコミュニケーション

相手 必要な能力
患者 情報発信能力
(患者の疾病の内容を取られ、現状を説明する能力)
  (疾病内容に応じた治療方法や、方針を説明し、患者に選択できる情報を提供する能力)
  情報受診能力
(患者の主張を聞き、理解する能力)
院内の職員 目標達成のためのティーチング能力
モチベーションアップのためのコーチング能力
院全体 院内方針の徹底
情報共有の仕組み

今回はコミュニケーションの概念について考察します。

 医療機関だけでなく、一般企業でもよくコミュニケーションが不足している、あるいは情報の共有ができていないと言われます。コミュニケーションが円滑にいかないとはどういうことかを確認しておきたく思います。いまさらなにを?と思われるかも知れませんが、確認しておきたくおもいます。

 コミュニケーションとは、「複数の人間や動物などが、感情、意思、情報などを受け取りあうこと、あるいは伝えること」です。
コミュニケーションによって、受け取られる/伝えられる情報の種類は、感情、意思、思考、知識など様々である。そして、受け取られる/伝えられるための媒体としては、言葉、表情、ジェスチャー、泣き声、分泌物などがあります。
たとえば、犬のおしっこは、自分の縄張りを仲間に知らせるというコミュニケーションの手段ですし、ミツバチの「尻ふりダンス」は「この下にお花畑があるから集まれ」というサインです。これもまたミツバチのコミュニケーションツールなのです。
その中で言葉というコミュニケーションツールは、人間だけが持っている特長なのです。

 コミュニケーションを情報の受発信という観点から見た場合、発信と受信の双方がそろって初めてコミュニケーションが存在しているといえます。よってコミュニケーションの成立は、発信サイドが適切な発信行動をとるだけではなく、受信サイドが発信サイドのシグナルや媒体に注意を向け情報を受信するだけでなく、的確な理解をしているかどうかが重要なポイントになります。
そして人間同士の場合は、他社に情報を発信することだけではなく、他社から受け取った情報により相手の心の状態を理解したり、共感したりすることも含まれることを認識しなければなりません。(共感、他者理解)

コミュニケーションの方法が言語であれ、サインであれ双方に理解できるルールが必要になります。つまりコミュニケーションは言葉だけでなく、すべてのしぐさやサインがコミュニケーションに含まれます。もちろん掲示板や、診療の仕組みもです。

 旧約聖書に「バベルの塔」の話が出てきます。ご存知のかたも多いと思います。この話は人間の傲慢さをたしなめたものですが、私は共通のコミュニケーションツールが、非常に重要であるという点で大変興味を持っています。
大昔地球上の人たちは、同じ言葉を使っていたのですが、神が人間の傲慢に怒り、言葉を各地域ごとに変えてしまった結果バベルの塔は建設半ばで人々が混乱し、崩れ去ったという話です。
「天に届く塔を煉瓦とアスファルトで作る」という目的と手段まで明確にもかかわらず、共通の言語を無くし、意思疎通ができなくなった人々は塔の建設を断念しなければならなかったのです。つまり神は、共通言語という記号を無くすことにより、人々の意思疎通を無くし、その結果世紀の大事業を断念させたのです。

 コミュニケーションは、目的を達成しようというグループで共通に認識された記号や信号を介して取られるものです。たとえ目的が明確であっても、グループ共通の記号や信号が不明確では、その目標達成は困難になります。



次回は具体的に3つのコミュニケーションを詳しくみて行きます。
 
 
 
 
   
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