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第5回 自分のコミュニケーションスタイルを知る


 ほとんどの人は言葉という共通のコミュニケーションツールを持っているにも係らず、それが上手く取れる人とそうでない人がいます。
同じ言語を使い、同じ事を伝えているにも係らず、あの人の言うことは理解されて、この人の言うことは理解されない現象が出てきます。冒頭のAとBの違いです。

3つのコミュニケーションスタイル
まずは、自分のコミュニケーションスタイルを知るために、アメリカの心理学者たちによって提唱された「私たちは他者と接する時に、3つのタイプでそれを行っている」という考え方があります。
コミュニケーションスタイルについて、アサーション理論で言われている3つのコミュニケーションスタイルで確認しましょう。

(1)アグレッシブ(攻撃的)コミュニケーションスタイル
「私はOKである。あなたがOKでない」
このスタイル人は、自分の意見を言うことができ、周囲と違っていても自分はこうであると言える人です。比較的大きな声で発言することが多いです。「私は合っている。わからない人がおかしい」と思っています。
このスタイルの人は、仕事の中ではリーダーとして力を発揮している場合もありますが、周囲からはけむたがられている傾向があります。また、相手の気持ちを考慮していないので、相手は不快な思いをします。
また、怒鳴ったり威圧的な態度で表現するだけでなく、どんなに優しい口調で言ったとしても、相手に選択の余地のないような状況で頼み事をするなど、巧妙に自分の欲求を押し付けて、相手を操作して自分の思い通りに動かそうとする態度が見られます。
「俺について来い」という一見親分肌の人がこのタイプです。人の言うことを聞く事が苦手です。

(2)ノンアサーティブ(非主張的・受身的)コミュニケーションスタイル
「私はOKではない。あなたはOKである」
このスタイルの人は、自分の内側のことはあまり表現しません。他人のことを尊重しようとする傾向があり、他の人が自分と一緒にいて「よい時間を過ごせたと思ってほしい」と思っています。
自分の感情は押し殺して、相手に合わせるような傾向があります。例えば、いつも同僚に雑用を頼まれて嫌なのに、はっきりと断れずに引き受けてしまう態度のことです。
相手を配慮しているようにも見えますが、自分の気持ちに率直ではなく、相手に対しても率直ではありません。自分の気持ちを抑え続けていると、次第に欲求不満がつのり、「人の気も知らないで」という恨みがましい気持ちになってしまいます。
よく言えばやさしくて物静かな人、消極的で多数の意見に流されやすい人です。自分の主張が苦手です。

(3)アサーティブなコミュニケーションスタイル
「私はOKである。あなたもOKである」
このスタイルの人は、自分の気持ちや考えを相手に伝えるが、相手のことも配慮するやり方、自分も相手も大切にできる人です。アサーティブな自己表現では攻撃的な方法でも、非主張的な方法でもなく自分の気持ち、考え、信念に対して正直・率直に、また、その場にふさわしい方法で表現します。
攻撃的に相手を打ち負かしたり、非主張的に相手に合わせたりするのではなく、お互いが歩み寄って一番いい妥協点を探ることができるスタイルの人です。

あなたは、どのコミュニケーションスタイルでしたか。
アサーティブなコミュニケーションスタイルが理想的であることは言うまでもありません。日常の中で振り返りましょう。
 一人の人が、同じコミュニケーションスタイルをいつでも取れることはありません。しかし、アサーティブなコミュニケーションスタイルでなかった場合は、どのような話題で、どのようなシチュエーションであるかを、各人が知っておく必要があります。
そして、苦手な話題やシチュエーションの場面になれば、できるだけ、アサーティブを意識します。

アサーティブになれないときは以下のような条件が重なったときと言われています。

(1)→伝えたいことがわからない。
(2)→心が動く、感想を持つ、感情が沸くということは人間としては大事なことですが、自分や相手にそんな資格はない、またはしてはいけないと思っている。(できるだけ事務的に話そうとしている)
(3)→考え方がアサーティブでなく、ある種の「こうすべき」であるという考え方が強すぎる。
(4)→コミュニケーションのスキルが身についていない。自分から話す機会を放棄し、話さない方向に行ってしまう。
(5)→下を向いたり目を合わせないなど、関わりたいという気持ちを伝えられない。



次回は職場でのコミュニケーションの取り方です。
 
 
 
 
   
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