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第8回 なぜ、コーチングが下手な管理者が多いか?


 かく言う私も、コーチングは上手くないです。むしろ下手の部類に入ります。
怒鳴ることも多いですし、一方的に指示する場合も多く、恐らく部下には、顰蹙を買っていると思います。
 自己弁護も含めて、考察します。

企業はもちろんのことですが、医療業界においても、在院日数の短縮化や治療や看護の方法なども日進月歩で変化しています。

 そもそもコーチングは、他民族で色々な宗教、教育レベルの違う人たちを、ひとつの目標に向かって行動させるために、アメリカで発達した管理手法の一つです。
日本において考えると、現在50歳以上である管理者(部長以上)たちは、コーチングを始めとして、体系的な管理手法を学んできていません。
特に団塊の世代と言われている人たちは、第二次世界大戦の敗戦にともなう従来の価値観との隔絶の中で教育を受け、高度成長時代の真っ只中、貧しさからの脱出という共通の目標を持って生きてきました。

つまり日本人全体が、同じ価値観を共有し、さらには新しい日本人のアイデンティティを創造しようとしていたと思います。
つまり、同一レベルの教育を受け、ほぼ同じ目標を持った人たちが当時の日本人で会ったために。コーチングという手法は省みられることは無かったのです。


ご存知のように「貧困からの脱出」は大成功しました。
しかし、生活に心配がなくなった途端、その共通の目標を失ってしまったのです。

現代は、良くも悪くも色々な価値観が個々に育ってきたように思われます。そのため、従来は「阿吽の呼吸」で言わなくてもわかってくれたことが、きちんと表現しなければ自分の子供にでさえ、伝わらなくなってしまいました。

以前は「貧困からの脱出」「車のある生活」といった具体的な目標があり、オーバーな言い方をすれば、それが日本人全員の目標であり、「車を買うために不満を言わずに働こう」という時代でした。
現在の管理者は、その時代を生きてきた人たちです。同じ目標のために自分の価値観と、団体の価値観を同一視たからこそ、言わなくても通じあえたのです。

一方、今の35歳以下の人たちは、すべてのハードが揃った時代以降に産まれた人たちです。車を購入するにしても、ハードである車を購入するのではなく、購入した車を利用して得られる自己実現を購入している世代、と言ってもいいでしょう。
彼らは極論すれば100人100様の考え方で行動しています。同じ車種の車を購入しても然りです。

ですが、企業は一つの目標に向かって行動しなければなりません。違う価値観、それぞれの目標を持った人たちが企業や病院に入ってきても、「個人の価値観を見出して、その上、病院や企業の目的に合致させる」ように促し、行動してもらうことが必要なのです。

ところが、日本人は「きちんと話すこと」の訓練を受けていません。ましてや、「相手の気持ちを知る」ための訓練はなおさらです。
そのような状況下、コーチングという手法が脚光を浴びてきたのではないかと私は考えています。コーチングはスキルです。最も大切なのは、情報を伝達するあなた自身であることを忘れないでください。

コーチングのスキルを使って部下をコーチする時、最も忘れてはいけないことをご紹介します。

○自分が仕事を好きだということを自覚してください。
○指示する事柄についてあなた自身の疑問が無いようにしてください。
あなた自身が不満に思っていること、理解していないことをいくら部下に指示しても、部下はあなたの言うことを聞きません。
○どんな些細なことでも、部下が規律を乱した時はその時点で注意することが大切です。
○注意する時、重要なことを言う時は、必ず別室で時間をとって話します。
○依頼したこと、しなければいけないことのチェックはこまめに何回も実施します。



次回は、架空の話で、目標設定とコーチングの方法について考察します。
 
 
 
 
   
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