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石の上にも3年

「石の上にも3年」という諺があります。よく就職した会社で「石の上にも3年だから、我慢して仕事をしなさい」と言われることがあります。意味は「何事でも3年間我慢していれば一人前になる」と言う意味です。

最近の風潮は、会社に頼らずに、いつ会社がどうなってもいいようにどこへ行っても通用する能力を身につけなければならない。よって、自分に合わない仕事で苦労するのではなく、さっさと見切りをつけたほうがよいという考え方があります。特に最近の若い労働者不足の傾向がこの風潮に拍車をかけていると言っても過言ではないと思います。

さて、看護師の職場はどうでしょうか?右を向いても左を向いても看護師が不足しています。採用するために、高額の支度金まで出している医療機関もあります。(かく言う弊社の医療人材もささやかではありますが就職祝い金を出しています)看護師の資格をもっていれば、日本全国どこへ行っても働くことができます。だから一般のビジネスパーソンとは同じレベルでは論じることはできないかもしれません。既に通用する資格を持ち、看護師という職業にロイヤリティを持ちながら仕事をしているからです。


看護師の就職状況は、異常なほど売り手市場です。
どこの病院の就職試験を受けても、ほとんどの病院から内定ゲットできます。極端な病院では、面接の前に既に採用を決めてしまい、よほど悪い印象で無ければ、面接即内定を決定する病院さえあります。はっきり言って異常なことです。

もちろん、転職する看護師にとってはこの環境を利用しない手はありません。上手く利用すれば、自分の思う職場で、また満足いく条件がゲットできるかもしれません。
しかし目先の条件につられないようにして下さい。あなたの看護師のキャリアはあと何年も続きます。一生通用する「看護師」という資格を最も有効に活用するためにも、少なくとも5年後、できるならば10年後の自分を描くことが、転職活動の第一歩です。

私たちが、医療機関の人事担当者に、「人物のどのようなところを重視して面接をしていますか?」と聞くとほとんどが、「人柄重視」と言います。
「人柄」とはどういうことでしょうか?実際に看護師さんの仕事の対象は、他でもない人間です。その患者さんに対して、看護技術という特定の人を通してしか提供できないサービスを提供します。同じサービスを提供したとしても、それを受取る人によってその評価は変わってきます。看護技術の提供とは、商品の提供ではないために均一なものの提供ができないだけではなく、患者さんとの人間関係によってサービスの質が変化せざるを得ないのが現実です。

一方、患者に対応する医療機関の人も個人ではなくチームで対応します。そのチームの一員としても人間関係です。つまり看護師は人間関係という蜘蛛の糸のように張り巡らされた中で仕事をしています。
どんなすぐれた看護技術を持っていようが、人間関係がうまく行かないと、その技術が発揮できるどころか、「こんなはずではなかった」と即退職という事になりかねません。3ヶ月から6ヶ月未満で退職する人の原因の多くはこういった「人間関係」にもならない「人間関係」なのです。

「人柄」重視にもかかわらず、このようなことが続く原因のひとつに、「極端な看護師不足」があるのです。このことを理解せずに、「自分にあった病院探し」という目的で、転職を繰り返すと、どうなるでしょうか? 「人間関係」のできない人としか見られなくなり、「我慢できない人」という見えないレッテルがあなたの顔に浮かび上がってしまいます。 少なくともひとつの病院で3年は我慢してください。3年ひとつの病院で勤務することが客観的に「キャリア」として初めて認められます。 そのことを頭に入れて転職活動をしてください。


次回から具体的な転職活動のツールつくりです。
 
 
 
 
   
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