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面接に行くときの服装について
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今回は面接に行くときの服装について考えてみます。
最近ベストセラーのひとつになった本に「人は見た目が9割」(新潮新書、竹内一郎著)という本があります。人が判断する基準は、その人の服装や髪型で判断されると言うことを筆者の経験から書かれた本です。
実際私たちは小さい頃から、「人を見かけで判断してはいけない」とか「見た目より内容」といったことを教えられてきました。そのためか、「仕事がきちんとできればいいのだろ」という人もいます。特に看護師のような専門職に付く人はその傾向があります。実際勤務時は制服を着用しますし、普段着はラフなものしか持っていないという人もいらっしゃると思います。「素の自分をみてくれればいいわ」とばかりに特別な準備なしに面接に行かれる方もいらっしゃると思います。
しかし、ちょっと考えてください。今はどの病院に行っても看護師不足だから採用される可能性が高いかもしれません。それはあなた自身が採用されるのではなくあなたの「看護師免許」が採用されているのです。 やはりあなたという個人が採用されなければ全く意味がありません。あなたという個人は、特別な人です。あなたの人柄を通じた全人格を採用してもらわなければ実は何の意味もないのです。そうだとすると病院はあなたから何を読み取ると思いますか?
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面接する立場からすると以下のことをみます。
1.仕事に対する真摯さ
2.仕事を任すことができる信頼性
3.看護に対する心構え
4.今までしてきた業務内容とその確実性
5.これから一緒に仕事をしていく上での相性
その時にラフな格好で面接にいけば、病院の人はどのように感じるでしょうか?
本当は上の事柄を確認したいのに、現状は、かなり甘くみながらで採用しています。たとえあなたに対する印象が少々悪くても採用されるのです。
「別に採用されるからいいんじゃない」と思われる方もいると思います。確かに「採用」されるのがゴールであれば問題ないです。しかし、実際は採用後が大切なのです。
なぜならば、面接時の印象が入職後の印象に響くからです。
面接時に「とてもしっかりして、協調性のありそうな人」というのと「なにかもうひとつだけど、とりあえず採用して様子をみましょう」というのでは、接し方に本人が意識しなくても雲泥の差が出てきます。最初の印象は後々まで響くものです。
第一印象について考察します。
第一印象から判断される評価は、強烈且つ長く続くと言われています。そして、その評価は1秒かからずにされているという人もいますが、せいぜいかかっても1分以内に評価が決定されると言われています。そしてその評価の方法と基準は以下の通りです。
視覚情報(見た目)55%、聴覚情報(声の印象、話し方の印象)38%、話しの内容7%と言われています。これはアメリカの心理学者アルバートメラリアンが発見した法則で、「メラリアンの法則」として有名な指標です。そして悪い事に、評価は、見た目⇒話し方⇒話しの内容の順番でされて、見た目が悪ければ、その場でその人の評価が決まってしまいます。内容までは実際にはあまり聞いていないのが実情です。
また、なぜ評価がたった数秒で決まってしまうかというと、人間が動物として本来持っていた本能であると言われています。敵か味方かを一瞬のうちで見破らなくては生き残れない原始の時代の名残と言われています。実際私が30年間人材ビジネスに携わり、数え切れないくらいの人を面接してきましたが、だんだんと第一印象の直感が訓練されてきたように思います。そしてその直感はかなりの確率で正しいように感じています。
だからこそ、見た目の服装をきちんとする事が必要なのです。
信頼感はきちんとした「見た目」=身なりから判断されます。
面談は、相手の人事担当者との真剣勝負、そしてそれは、単に採用されるだけでなく、入職した後にも大きく影響することを知ってください。
次回は「話し方」です。
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