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面接の時の「話し方」について。

今月は「話し方」です。 「話す」ということを「相手に第一印象与える過程」という側面で見てみましょう。相手は、あなたの声を聞く前に視覚によってすでに一次評価をしています。面接官があなたと話すことは、その一次評価を確認する作業なのです。つまり、聴覚情報を元に自分の視覚情報が正しいかどうかを認識する段階です。

「視覚情報」から得られる印象には以下のようなものがあります。
 1.礼儀正しい人
 2.きちんとした人
 3.さわやかな人
 4.積極性のある人 
 5.聡明そうな人等の面とその反対の印象を与える面があります。

それらの印象の差を区別する基準は、各病院によって違うことはもちろん、同一病院でも面接する人によっても変わります。つまりその差はファジーなのです。今この原稿を読んでいる人でもそれぞれ違います。○○点以上という明確な基準がありません。身も蓋もない言い方ですが「ただの印象」です。その印象を再確認する作業なのです。


 多くの病院で採用の際に見られる第一は「協調性」と「やる気」です。面接する人は、あなたと自分が一緒に仕事をして上手く協力して仕事ができるのか?と言うことを考えています。

 「協調性」を表現する話し方はどのようにすれば良いのでしょうか?
ここでもう一度確認しますが、話す内容ではなく、「話し方」です。

1.浅く腰掛けます。(椅子の座る面の前1/2位にお尻を置くくらいです)そうすると自然に背筋が伸びます。

2.相手の目を見ます(距離が近いようだとネクタイの結び目のあるところ、相手が女性の場合も同じ場所を見ます。

3.「はい」と明瞭に返事をして、相槌を打ちます。(あまり相槌を打ちすぎると軽薄にみられます)

4.相手を見ながら、はっきりと話します。声の大きさは、部屋にあった大きさが必要です。大きな部屋であれば大きな声で、小さい部屋であればそれなりの声で話します。はっきり聞こえるコツは、ちょっとゆっくり目で話してください。

5.知らないこと、わからないことは、はっきりとその旨を伝える。

 「やる気」を見せる話し方は以下のようにします。

1.回答する時、すこし前傾姿勢で話します。

2.自信の無いことを言われたとき、もぐもぐせずに、「今までそのような経験はありませんが、ご期待にそえるようになりたいと考えます」と明確に答えるように心掛ける。「できません」ということは、できるだけ使わないようにしてください。

3.聞かれた事に対して、簡潔に答えるようにする。やる気を見せようと話しすぎると、かえってわざとらしいと思われる。

後は、相手を見て話すことと、声の適度な大きさです。
以上のことは、「積極性」や「礼儀正しさ」を自然に演出してくれます。

繰り返します。
椅子座る面の前方1/2位のところに座る。相手の顔の辺りを見ながら、相槌を打ちながら聞く。話す時は少し前傾姿勢をとり、声は部屋の大きさに合わせ、少しゆっくりかなと思う程度の速さで話す。

最後に「聡明そうに見える」話し方について紹介します。

あくまで話し方です。

「今のご質問は・・・・・・・ということでよろしいでしょうか?」

すぐに回答出来ない場合は黙ってしまわずに、「少しお時間いただけますか?少し整理したいので・・」と時間をもらいます。口ごもることや、30秒以上、下を向いておどおどしないで下さい。ちょっと考えて答えられないと思った場合「申し訳ございません。今の私ではきちんとした回答ができません」とはっきりと言うか、「今の私の考えでは、・・・・・と思いますが、いかがでしょうか?」尋ねることもひとつの方法です。

 最後になりましたが、「~でーす」のように語尾を伸ばさないように話してください。きちんと「~です」「~と考えます」というように心がけてください。

次回は、話の内容についてです。
 
 
 
 
   
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