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今回は電話の掛け方です。
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病院面談は、最初の電話からすでに始まっています。病院の求人広告を見て、電話で問い合わせをする瞬間からと採用試験は始まっていると意識してください。単なる問い合わせだから準備しなくても良いだろうという考えは、なくしたほうが良いでしょう。確かに看護師の就職事情は、空前の売り手市場であり、多くは、合否にあまり影響ないかもしれません。しかし、電話を受けた人の印象は、そのまま院内に拡がるかもしれません。多くの職員は、新しい職員が入職することを望むと同時に、どのような人が入職するのか興味津々です。電話を受けた人に対して「どんな感じの人だった?」尋ねることはある程度予想されます。ひょっとすると、売り手市場の今の就職状況から考えて、入職の合否よりも、入職後の勤務に影響するかもしれません。
「すごく明るくて、きびきびしている人よ」といわれるのと、「なんか頼りなくって、暗そうな人」と言われるのとかなり違ってきます。先入観を持たずに会ってもらうことは、非常に難しいことであることを肝に銘じて電話をしましょう。
では、どのように電話をすればよいかを考えて見ます。
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電話の掛け方
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1.落ち着いた静かなところで電話をする
最近は携帯電話で求人情報を確認し、歩きながら求人先に電話をしてくる人がいます。落ち着いていない雰囲気が電話の向こうで感じられ、ましてや電波の状態が悪くなる場合もあります。また病院からの質問にも的確に答えられない可能性があります。できれば、周囲が静かな自分の部屋か、落ち着いて座って電話ができる場所を選んでください。
2.自分のスケジュール帳を開いて電話する
電話の中で、必ず聞かれることは面談のスケジュールです。「面接は何日がいいですか?」という質問にすぐに答えられるようにしてください。またスケジュールをきちんと記憶しておらず、すでに予定が入っている日時に面接を設定してしまうミスを犯す可能性も否定できません。またせっかく日時を約束しても、記憶だけに頼ってしまい面接日を忘れてしまう可能性もあります。だからこそスケジュール帳を用意して電話します。
3.自分の経験を簡潔に応えられるようにしておく
次に聞かれることは「今までどのような業務をしていましたか?」と聞かれます。電話では詳しく話すことはできません。簡潔に自分の経歴をアピールすることはとても難しいことです。そのアイテムは以下のとおりです。
①病院名
②病院の種類
③所属科
④具体的にしていた仕事
⑤経験年数と役職
できれば履歴書を書いた後に電話したほうがうまく伝えることができます。面接日が決まってから履歴書を書く人が多いですが、事前に準備していると、自分の経歴を事前に棚卸ができて、スムーズに回答できます。
4.もし自分に特殊な事情があった場合は話しておく
たとえば、小さな子供がいて夜勤ができないといった場合は、事前に津当てておくと良いでしょう。その条件で自分を受け入れてくれるかどうかをまず確認しましょう。お互い無駄な時間を費やす必要は無いからです。だからと言って、一番最初に「あのー、夜勤出来ないんですけどぉ」とはじめるのは感心しません。まぜならば、病院によっては、経験や人柄によって特殊事情を受け入れてくれるところが多くあります。その意味でも、まず、自分の経歴をきちんと話した上で特殊事情を伝えましょう。
5.電話の実際について
明るく面談をしているつもりで電話して下さい。ベッドの中や、寝転んだり、お茶を飲みながらの電話は避けてください。
まず、自分の名前をきちんと伝え、応募の電話であることを伝えます。よくあるのは、自分の名前を名乗らずに、「募集していますか?」「条件は?」と自分の聞きたいことを言ってくる人がいます。個人情報保護だから自分の名前は、条件が整ってから名乗るという人がいます。「ちょっと待ってよ」と言いたいです。少なくとも働こうと考えている病院に対して、失礼ではないでしょうか?社会人の常識として、まず、自分が何者であるかを名乗ってから質問を始めましょう。
6.給与や福利厚生は電話で詳しく聞かない
給与や福利厚生は大変重要なことです。だから基本的なことは電話で聞く必要はあります。しかし、詳細にわたって聞くことは避けるべきです。なぜならば、重要なことだからこそ間違いがあってはならず、面談時に確認したほうが間違いがなく良いでしょう。ちょっとした誤解が、採用後の不信感につながり、結局退職してしまうという不幸な結果になってしまう例が多くあります。
最近はインターネットで応募し、病院から電話がかかってくる場合があります。固定電話であれば良いのですが、携帯電話にかかってくる場合があります。その時に落ち着いて話が出来ないときは、その旨をはっきり話して、改めてこちらから電話することを伝えて後からこちらから電話したほうが得策でしょう。
次回は、面談に行く服装について話します。
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