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具体的転職活動について順を追って確認します。

1.求人情報誌や紹介、ネットで自分が志望する医療機関を決めます。
2.履歴書、職務経歴書を記入します
3.志望医療機関に電話し、面接の日程、日時、場所等の打ち合わせをします。
4.面接当日です。面接のための病院に訪問します。
5.実際に看護部長、理事長から面接を受け、病院見学を行ないます。
6.後日合否の判定が送られてきます。

以上の6点が転職するために行なうフローです。
1の医療機関を決めるための広告の見方や判断の方法は、人によって基準もありますので、ここでは具体的には言及しません。今回は2の履歴書の書き方について言及します。


履歴書の意味

履歴書とは一体どのような性格をもつのでしょうか?
私は人材ビジネスを通じて何万人の方の履歴書を見せていただきました。いろいろな履歴書があります。丁寧な履歴書から殴り書きとしか思えないもの、写真も写真館で撮影したものから、3分間写真まで、そして中にはコピーの写真が貼っているもの、そして貼っていないものまでありました。年号も邦歴(昭和、平成)から西暦とまちまちです。

履歴書とは自分の通ってきた歴史を記入するものです。極論すれば自分が何歳で、どのような仕事をしてきたかどうかを知らせるだけの書類です。そのことがわかればよいだけの書類なのですが、よく「履歴書はあなたをうつす鏡です。人柄がよく現れます」と言われます。本当かどうかはわかりませんが、丁寧に書かれた履歴書を提出するほうが、就職は上手くいくようです。東京の新卒の間では「○○デパートの写真館で撮った写真を貼ると内定できる」という都市伝説があるくらいです。

看護師のように資格が必須な職業の場合は、一般の就職ほど履歴書に気を使うことはないかもしれません。しかし、履歴書は単に、貴方の経歴を書き込む紙なのでしょうか? 私は、履歴書は「パンフレット」だと思います。あなたの人格を写すのではなく、経歴や資格、その人の能力の明細になります。転職はある意味自分の経歴と将来の可能性を商品として売ることでもあります。私は新卒の人によく以下のことを言います。


「皆さんは自分の価値をどの位に考えていますか?できないかも知れないけれど企業はあなた方の採用に関して一人に対して最低でも2億円以上支払う予定をしているのです。つまり2億円以上の買い物なのです」
と言うとほとんどの人が驚きます。実際に障害賃金を始め研修費から莫大な経費が一人にかかることを説明すると納得します。そして以下のように続けます。
「2億円以上の価値のあるあなた方のファーストコンタクトが履歴書なのです。さあそのことを意識して自分の履歴書をじっくりと見直してください」と。

看護師の転職市場は、はっきり言って難しいことは必要ないくらい売り手市場です。看護師の免許さえあればほとんどの病院は、採用してくれます。しかし、それはあなたを採用してくれるのではなく、看護師免許を採用しているのです。だから転職しても「こんな筈ではなかった」と転職を繰り返す不幸な繰り返しが、ここかしこで見られます。

だからこそ中途転職する看護師さんは、今までの自分のキャリアをきちんと評価してもらうような履歴書を作成する必要があるのです、単に今までの履歴の事実だけでなく、自分がそこの病院で獲得した能力と経験が表現できる履歴を表現すべきなのです。
つまりこの病院に入ってどのような教育を受けて、どのような患者さんに会ったのかを考えながら履歴書を書いてください。自分がたどってきた道ですから・・・

そうして履歴書を書くと面接時に「この病院では何をしましたか?」と聞かれてもスムーズに回答ができると思います。また自分がこれから何をしたいのかも浮かんでくると思います。特に転職する際には、今までの自分のしてきた仕事と能力のたな卸しをして、将来の自分の姿を描く良い機会です。それが履歴書であり、職務経歴書です。


さて、次回は電話のかけ方受け方です。
 
 
 
 
   
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